チクニーグッズを作ってたらエアコン分解洗浄が出来てしまった03(泡タイプ漂白剤自作)
泡タイプ漂白剤の自作
要するにカビハイターっぽい物を作ってしまおうと言う事です。漂白剤(次亜塩素酸)に中性洗剤(界面活性剤)を混ぜる事で泡立たせ、流れ落ちにくくなり浸透力もあがります
■抜群のコスパ
業務スーパーのブリーチとフレッシュを使った場合400mlが11円くらいで作れちゃいます(市販カビハイター400mlが200円前後)
エアコン3台の洗浄にカビハイターを10本くらい使ったので自作しないと結構費用がかさみます
■好みの濃度に調整できる
漂白力を上げたい場合はブリーチの量を増やし、浴室や屋外でじゃぶじゃぶ洗い流せる場合はフレッシュの量を増やして泡を増やしたりします(洗剤を増やした分、水の量を減らして調整します)
■使い切り
塩素系漂白剤は乾燥、熱、紫外線に弱くとても不安定で、どんどん分解し洗浄力が落ちていくので、作ったら使い切る方が良いようです。
捨てるのが勿体なかったらサッシや外のコンクリのカビに拭きかけて使い切るのも良いと思います
※金属にかけた場合は、後でしっかり水で洗い流します
作り方(1125ml)
・ブリーチ130.8ml(次亜塩素酸)
・フレッシュ175.8ml(界面活性剤)
・水818.4ml
これをよく混ぜ合わせて出来上がり
ダイソーの噴霧器に合わせて1125mlの量で計算
次亜塩素酸濃度は市販のカビハイターと同じ0.5%になるようにしています。界面活性剤は2.5%でちょっと濃い目です。あくまでも目安なので、大体の量で大丈夫だと思います
計算はこちらで行いました
業務スーパーのブリーチとフレッシュの場合は下記のように入力します
フレッシュ(界面活性剤)
・作成する希釈液の量:1125ml
・原液の濃度:16%
・希釈液の濃度:2.5%
ブリーチ(次亜塩素酸)
・作成する希釈液の量:1125ml
・原液の濃度:4.3%
・希釈液の濃度:0.5%
他の洗剤
例えば花王ハイターと花王キュキュットを混ぜる場合も次亜塩素酸0.5%、界面活性剤2.5%になるように配合します。
花王キュキュット(界面活性剤)
・作成する希釈液の量:1125ml
・原液の濃度:37%
・希釈液の濃度:2.5%
花王ハイター(次亜塩素酸)
・作成する希釈液の量:1125ml
・原液の濃度:6%
・希釈液の濃度:0.5%
これを上記サイトで計算させると
花王ハイター93.8ml
花王キュキュット76ml
水955.2ml
※水の計算は1125mlからハイターとキュキュットの量を引いた値
キュキュットが手元になくて検証出来ませんが、多分こちらの方がフレッシュより泡立ちが良く色々性能がいいと思います。
色々比較
カビハイターの泡。モッフモフで粘りのある泡で流石です
フレッシュの容器の裏に書いてあった水1Lに対して1.5mlの希釈率
これはスポンジ用と言う事なんでしょうね。食器や野菜、果物とか書いてありました。
拭き取り不要とされている界面活性剤0.2%の配合です。水で洗い流せない所用
実際に部屋の壁と天井の洗浄をこれでやってみましたが流れ過ぎてしまって、拭きかける回数が倍以上になってしまうのでダメな感じでした。結局0.6%くらいの濃度に落ち着きました
天井の洗浄画像です。左が洗浄後で右が洗浄前。
噴きかけるだけで焦るほど綺麗になります
※壁や天井の洗浄をする場合は、まず目立たない所に少量噴きかけて2週間ほど様子を見て、問題なければ全体の洗浄をすると良いと思います
注意点など
※次亜塩素酸は、金属を腐食させます
※酸性洗剤とは混ぜないように。危険です
※マスク、手袋、ゴーグルと換気を忘れずに
※目に入ったら水でよく洗い流します
※使用は自己責任でお願いします
現在こんな感じで現在大きく脱線中です。
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