ニップルカップ分解
以前に似たような記事「ニップルカップ、マジックの改造(修理)」を上げたことあるのですが、この時はニップルカップのモーターは使わず、替わりにニップルマジックのモーターをハメ込むと言うものでした。
前回ニップルマジック分解をしてみて違う分解方法があるような気がして気になってしかたがないので改めて分解してみました。
分解動画はこちら
まずは断線修理ができる段階までの分解
精密ドライバーでアタッチメント土台を外します
モーターを引き出しやすくするためにコードを押し込みます
モーターと吸盤の境目をよーく見ると細いマイナスドライバーが入りそうな小さな窪みがあります
今回の新発見です。
窪みに細いマイナスドライバーを突っ込みます(結構強引に)
グッと押し込んでピンと弾く感じを繰り返しモーターを引き出します。
この際、窪み付近が削れてしまいますが致命傷にはならないと思います(程度によりますが…)
苦戦しましたが、どうにか引き出せました
ちなみにモーター側の側面に突起があり、組み立てる時は吸盤側の窪みに、この突起を合わせてハメ込みます
モーター側の周りに巻いてあるウレタンを剥がします
これで断線修理ができるようになります。
大抵はこのコードとモーターのはんだ付け付近が断線してると思います
モーターの取り出し
続いてモーターの取り出しにかかったのですが…
上から押しても下から押してもピクリともしません
破壊覚悟で強引に取り出そうと思いましたが、ニップルマジック分解の時のように真っ二つに切断した方が構造がよく分かるので切断してみました。
モーターにはテープが巻いてありましたが両面テープではないようです
ちなみにニップルマジックと同じモーターでした
うーん…以前「回転数の比較」で回転数が違いましたが、ギヤ比が違うんですかね
間違えてる事を書いてたら申し訳ありません。
真っ二つに切断した円筒の内側を見てみると、吸盤側、コード側ともに引っ掛かりがあり上から押しても下から押してもモーターを押し出せない仕組みになっていました
よく見ると円筒の内側を横に走る怪しい線が…
ここをキャップのようにキュポンッと外す事ができれば、そこからモーターを取り出せると言う事です。
が、しかし…パキンと割れてしまいました…
多分この部分は接着されています
思いつく方法は3つ
1.円筒を縦に真っ二つに切断してモーターを取り出す。組み立てる時はテープで巻いて固定
2.今回割ってしまった円筒の横のライン辺りで輪切りにしてモーターを取り出す。組み立てる時はテープで巻いて固定
3.円筒をドライヤーで温めて接着剤を剥がす…ただし自分はこの方法で成功した事がありません。
今回も温めながらドライバーで引っこ抜こうとしてみましたが、円筒部分がくにゅっと変形しそうになった気がしたので止めました。やりすぎると溶けてしまうかもしれません
うーん…これならモーターを交換する場合は、以前記事にした旧ニップルカップにギヤードモーターを導入のやり方でモーター部分を自作してハメ込んじゃった方が良いと思います。
上記記事の発展型ニップルカップ用密閉モーターもお勧めです
ニップルカップの部品はどれも優秀で改造もしやすく、壊れてからも色々と使い道があります。
むしろ壊れてからが本番と言ってもいいかも…
なので購入するならニップルカップをお勧めします。
マイクロギヤードモーター
ニップルカップ、ニップルマジックと同じようなタイプのモーターを見つけましたので貼っておきます。
Amazon
サイズを計ってみましたが同じだと思われます
回転数も3.7vで95rpmなので、おそらくニップルカップと同じくらいかと
ロボショップ株式会社
形は少し違いますが切り取っちゃえば同じものかと
サイズも一緒で回転数が5vで80rpmなのかな…表記の通りなら若干遅めの回転ですかね
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