マルチスライドショー 自作
以前にも書きましたが専らパソコンの前に座り、マルチディスプレイで動画やスライドショー等を沢山並べてチクニーのオカズにしております
その時の気分やタイミングで色々できるから便利なんですよね
で、たまにはベッドでやってみようかなって事になり、iPadを枕元に置いてスライドショー……うーん……どうにも微妙です
アプリもちょっとだけ探してみましたが、基本BGMを流しながら色々なエフェクトを付けて画像を1枚ずつスライドさせるだけです
iPad標準装備の「折り紙」や「雑誌」は複数枚表示するのですが、大事な顔やおっぱいが見切れていたりしてオカズとしては致命的
そんなわけでスライドショー作っちゃえって事になりました
付けたい機能としては
◆複数画像表示
◆色々な形や大きさの画像を画面にフィットさせる
◆画像に動きを付ける
◆PC、タブレット、スマホどれでも見れるように
この条件で考えると、画像を元にスライドショー動画を作るのがベストかなと。色々調べたところ、こんな画期的な発想をしている人が
画像の入ったフォルダをD&D(ドラック&ドロップ)すると動画の元になるファイル(exoファイル)を自動で作成
これをAViutl(動画作成ソフト)に更にD&Dすると、もうスライドショー動画の元が出来上がってると言う凄い仕組みです
これ手でやると1枚1枚、画像取り込んで~時間設定して~並べて~と、いちいち面倒なんですよね。100枚とかあると一気にやる気無くなります
そして更に凄いのが、このバッチファイルで作ったファイルをAViutlでも細かく編集できちゃいます。動画編集作成ソフトなので、その自由度は半端ないです
今回はこのバッチファイルを元に色々つけたい機能を付け足して作ってみようと思います
まずはAViutlの導入
かなり古いですが日々進化しており、無料なのに今でも一線級と言う凄い動画編集作成ソフトです
「aviutl インストール 2021」でググってみた所、ここが分かりやすいんじゃないかなと思いました
コメントに「サイト見て一時間くらいかけた導入が5分で終わってワロタ」と言っている人がいましたが、ほんとこれです
↓動画に出てきた3つのサイトです。
今回は、導入して動画の保存方法さえ分かれば、特にAViutlの操作方法を覚える必要はありません。全部exoファイルがやってくれます
スライドショー作成
ダウンロードしたら解凍します。パスワードは「712」
解凍して出来上がった「MultiSlideshow.bat」に画像が入ってるフォルダをD&Dすると同じフォルダ内にexoファイルが作成されます
(作成時はコマンドプロンプトの黒い画面が表示されます)
※初回だけWindowsの警告画面が表示される場合がありますが、悪い事はしてませんので安心して「詳細情報」→「実行」と進んで下さい
作成されたexoファイルをAViutlの拡張編集ウインドウにD&D
「Layer 1」のボタンの辺りに落とすと余計な空白ができないのでお勧めです
AViutlで「ファイル→プラグイン出力→かんたんMP4出力」で出来上がり
特にこだわりとかなければ、これだけで終了です
良い画像が集まったら気楽にササっと作れる手軽さが良いです
出来上がりはこんな感じ
※フリー画像を使用。えっちな画像ではありません
人間は動くものに注目する性質があるとかなんとかどこかで見ましたが、確かに動きがある方がエッチ感が増す気がします
簡易調整
画像の位置や大きさを調整したい場合は、以下の操作でマウスドラッグ。とても捗ります
◆画像が見切れている場合
[Shift]+マウス上下 or マウス左右
垂直or水平にしか動かないのでブレずに移動できます
◆画像が小さい場合
[Alt]+マウス上下:画像の拡大縮小
◆間違えた時
[Ctrl]+Z:元に戻す
この3つの操作でサクサク調整できちゃいます
フレームの移動は[PageUp]と[PageDown]キーでやると丁度いいと思います
バッジファイルの設定
BGMをつけたり画面サイズや表示数を変更したい時はこちら値を弄ります
設定の文字や数値は全て「半角文字」を使います
メモ帳を開きMultiSlideshow.batをメモ帳にD&Dします
MultiSlideshow.batの中身が表示され設定項目の変更ができるようになるので、変更したら保存して完了
↓バッジファイルのこの部分で設定変更します
REM *****************************
REM * 設定 *
REM *****************************
set SaveDIR=default
set FILETYPE=jpg
set outputSKIP=off
set frame=150
set sframe=30
set multi=3
set widthS=1920
set heightS=1080
set clipping=on
set music=
REM *****************************
◆exoの生成先フォルダを変更する
set SaveDIR=default を
set SaveDIR=C:\Users\... (一例)
に変更する。絶対パスでお願いします。
◆pngやbmpに切り替える
set FILETYPE=jpg のところを
set FILETYPE=png とかにする。
gifも設定できますが静止画のgifになります
◆実行後すぐに終了する
set outputSKIP=off を
set outputSKIP=on にする。
コマンドプロンプトの画面を表示したくない場合はこちら
◆オブジェクト(画像、その他)の表示フレームを変更する
set frame=150 を好きな数値にする。
※多分30フレームで1秒になってると思います。150なら5秒
◆シーンチェンジと拡大のフレームを変更する
set sframe=30 を好きな数値にする。
シーンチェンジの時間(sframe)
拡大の時間(frame-sframe)
◆同時表示画像数1~3まで
set multi=3 を好きな数値にする。
値の分画面を分割して画像を表示します
◆画面サイズの設定
set widthS=1920 を好きな数値にする。
set heightS=1080 を好きな数値にする。
iPadminiなら2048×1536
スマホなら1440×2560 (一例)
◆クリッピング無しにする
set clipping=on を
set clipping=off にする。
on 隣の画像領域にはみ出さなくなる
off 隣の画像領域にはみ出して表示
◆音楽ファイルを設定する
set music= を
set music=C:\music\BGM.mp3 (一例)
に変更する。絶対パスでお願いします。
◆iPad mini用2画面の設定
set multi=2
set widthS=2048
set heightS=1536
set clipping=on
set music=C:\music\No.6 In My Dreams - Esther Abrami.mp3
◆スマホ用(縦画面)1画面の設定
set multi=1
set widthS=1440
set heightS=2560
set clipping=off
set music=C:\music\No.6 In My Dreams - Esther Abrami.mp3
※横画面用に作ってますので縦画面の場合は「multi=1」と「clipping=off」設定推奨です
※jpg、png、gifなど別種類の画像を一緒に読み込みたい場合は、拡張子を全てjpg等に変更(偽装)すれば読み込めました。
※稀にexo作成中に処理落ちすることがあります。パソコンが忙しくしていない時に再度実行すると正常に処理されると思います
iPad動画環境
有料ですがiPadの動画再生はこれを使っています。mp4を再生できるのとPCからWifiで動画ファイルを飛ばせるので便利です。(FTP使用)
※アプリ内にフォルダを作り、スライドショー動画を1つだけ入れて設定で「次のビデをの自動再生」をONにしておくと無限再生できます。
iPadのタイマーで自動OFF
「タイマー終了時」→「再生停止」にする
消し忘れや寝る時などに重宝します
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